私は高校生の時、年上男性に憧れがありました。
同い年の人は幼く見えるので、
年下なんて目にも止めてなかったです。
そんな中、高3になったとき、吹奏楽部の後輩で、
同じトランペットパートに男の子が入ってきました。
その子はすごく大人っぽくて、でも気さくで
面白くて、とても優しい男の子でした。
私は先輩なのに、正直しっかりしていなくて
いつもダメダメでした。
みんなからいつも、何やってるねんと
いじられるぐらい。。
その後輩にも、「先輩、大丈夫ですか?笑」
といつも笑われていました。
でもその子は、笑いながらもかならず助けて
くれたのです。
部活の移動中で道に迷いそうになった時に、
こっちですよと肩引かれたとき、
暗い道でそこ穴になってて危ないですよ、と
腕を引かれたとき、すごく
ドキドキしました。
ああ、私はこの子が好きなんだと思いました。
でも私は年上で、きっと彼は私のことなんて
好きじゃないな、と、諦めて
あまり練習以外で話さないようにしました。
そうこうしているうちに、コンクールが終わり、
引退となりました。
そして、卒業。。
もうこの気持ちに蓋をしようと、卒業式を終えました。
彼のあの優しさを思い出すと、今でも胸が痛くなります。
あのとき、年上やからって諦めなければよかったな、と。。。
written by くるみん
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