これは私が専門学校生の頃のお話です。
当時私は友人の紹介でメールでやり取りをしている人がいました。
その彼は、なんと、当時、某歌手の追っかけをしていた私はその歌手に激似だったんです!!!!
私は一目惚れをしました。
毎日やり取りをして、密かにメールを保護していました。
当時LINEはなくて、メールでのやりとり。
一つ一つがとても、大切な宝物でした。
やり取りをしていて、初めて会うことに!
私はドキドキでしたが、彼の車で隣の県までドライブがてら、水族館と花火大会を見に行きました。
初めて会う彼は、ほんとにかっこよくて、優しくて、居心地が良くて、凄く緊張したのを覚えています。
初めてのデートは楽しいデートでした!
そこから、何度か色んなところにドライブにいくデートを重ねて、半年が過ぎました。
友達以上恋人未満みたいな、なんとも言えない関係が続き、私は、この中途半端な関係が嫌でした。
次のデートで告白する!!!
そう決めて、遊園地デートにお誘いし、とにかく一日楽しんで帰りに告白すると決めてました!
だがしかし、楽しい時間は私をどんどん苦しめました。
脳裏にこの楽しい時間が告白したことで壊れてしまったらどうしよう…と沢山悩んで、このまま時間が止まればいいのにと一日中思ってました。
だが、時間はどんどん進んで、あっという間に帰りの車の中になってました。
帰りの車の中で、とうとう気持ちを抑えられなくなり涙がとまらなくなってしまいました。
そうすると彼は、案の定いきなり泣き出した私に驚き、『 え!!!どうしたの?!』と。
私は声にならないくらい泣いてしまい、もう車の中は傍から見たら別れ話のカップル状態(笑)
もう、私は逃げられないと思い、気持ちを落ち着かせて、『お話があります 』と言いました。
ですが、いざ、そうなるとなかなか言葉が出てきません。
咄嗟に私は、彼の手を掴んで、手のひらに、『すき 』の2文字を震えた手で書きました。
彼は『 …え。』といって、しばらく黙り。
私の手を握り返してきて、『 俺の目をみて、俺の言葉で言わせて』と言ってきて
でも緊張と怖さで私は下を向いてばかり
そんな私の頬をもう片方の手で上に向かせてくれて、『 俺の方が先に言おうと思ってたのに。。
俺も好きです。俺と付き合って下さい』と真っ直ぐ私をみて告白してくれました。
私は涙がさらに出て、頷くことしか出来ませんでしたが、これほどまでに嬉しかったことは人生で1度もありませんでした。
そんな彼とのお付き合い期間は楽しい日々で、幸せで、あっという間に年月が過ぎました。
ですが私の就職先が県外になってしまい、さようならをすることに。
その後、友人の話だと彼は新たなパートナーを見つけたみたいです。
私も今は彼ではなく、新しい旦那さんと子供と幸せに暮らしています。
彼との日々は私の中でキラキラ輝く幸せな初めての本気の恋だったなと今は懐かしく思います。
written by ミカンゼリー
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