偶然の重なり

偶然の重なり

高二の時、新年の挨拶としてTwitterのいいねした人に一言送っていたら、1人だけ会話が続いた人がいた。彼は高校は一緒だけど同じクラスになった事も共通点もまったくなかった。なのに、数ヶ月話しているとLINE交換してと言われ私は少しその人に興味あったため交換して、そこから毎日一通ずつくらいのペースで連絡が始まった。
ある日彼のいるサッカー部の顧問に用事があり探しに行った。普段は部室で着替えているサッカー部なのに、1人だけ部室外にいる人がいてなんとそれが連絡相手の彼だった。先生を探してることを伝えると一緒に探してくれることになった。結局見つけられずバイバイと言い、その日は帰ることにした。直接話せてお互い好印象になった。しかし、彼にはその時彼女がいた。
数日後、彼が彼女と別れたという噂を聞き、別れた理由が好きな人ができたからだったらしい。
そして、その好きな相手が私であり告白され付き合うことになった。後日聞くと、なんと彼は初めて部室であった日の帰り際の私のバイバイと言う笑顔に一目惚れしたらしい。
大学も一緒になり、2年経った今でも仲良く一緒にいることができている。あの日部室外にたまたまいる人が彼であったことに感謝している。

written by な