生徒からの卒業

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高2の頃から、新任の先生に恋をしていた。
きっかけは、普段親しくない人には心を開きにくい私が、なぜかその先生にはすぐに心を開くことができたこと。
でも、私は先生が生徒を好きになるはずがないと思っていたから、卒業しても気持ちは伝えずにいた。
卒業後、私は県外の大学に進学することになった。
県外の大学で友達もうまく作れず、慣れない講義に気分が下がっていた私は、ふと先生に連絡し、ゴールデンウィークにご飯に行く約束をしてもらった。
ご飯に行くと、高校の時の話で盛り上がった。そして、盛り上がった勢いで先生に好意を持っていたことを暴露してしまった。先生は特に反応しないままで、その日はお開きになった。
ゴールデンウィーク最終日の前々日、先生の方からドライブのお誘いが来た。もちろん断るはずがなかった。
翌日、昼前から先生と会った。
数時間程度のドライブの帰り、「もし、俺が好きって言ったらどうする?」と先生。
マスクで顔を隠して恥ずかしそうにしている先生を見ると、これが冗談ではないことはすぐに分かった。
もちろん答えは「はい」。
後から聞くと、私が高校生の頃からかわいい子がいるなと思っていたそうで…。
あの出来事から1年2ヶ月がたった今、絶好調にラブラブなカップルだけど、みんなには秘密。
20歳を超えたら…というお約束です。

written by みぃ

エピソード投稿者

みぃ

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