好きだったけど

好きだったけど

小5の時に初めて好きな人が出来ました。
彼とはずっと友達！というような関係で、
彼は私の気持ちには気づいていませんでした。

もちろん彼に最初に告白したのは
私で、バレンタインデーに告白しました。
その場では答えが貰えず、、、。
ずっとモヤモヤな関係だったのですが、ホワイトデーに彼からも告白をされ付き合い始めました。

時が経ち小6になり、
私は中学受験をする予定だったので以前より
より一層勉強に励まないといけなくなりました。
そのため放課後に彼と遊ぶようなことが減りました。
しかしあまり一緒に遊ぶことが出来なくても、
休み時間などは友達ではなく私を優先して
勉強に疲れている私に寄り添ってくれていました。

また時が経ち1月末。
私は滑り止め校の受験が始まったので
受けるために学校を休みました。
結果は見事合格。
なので地元の中学には行くことは無くなりました。
私はその時、喜びとともに、
彼との関係はどうしよう。という不安に陥りました。
もちろん彼とはずっと一緒にいたい。優しくて彼と一緒にいると楽しくて、面白い彼と一緒にいたい。
と強く思っていました。
でも、私が行く学校はとても遠く、会える機会がなくなってしまうんです。
このまま中学に行っても私を優先してくれる
優しい彼が思い浮かびました。
これだといつまでも彼を振り回してしまう。
と思いました。
なので私は彼とは別れる。という決意をしました。
言葉で伝えると思わず泣いてしまいそうなので
手紙で伝えることにしました。

○○へ
突然ごめんね。
実は中学合格して、これからは電車を乗って行かないと行けないほど遠い学校に行くからもう会うことは難しくなっちゃいます。
なので、もう別れよう。
私よりもっといい人が中学にはいると思うよ。
楽しい1年をありがとう。
私より。

というような内容を泣きながら書いていました。
明確には覚えていませんが涙で文字が滲んでいた記憶があります。

それから4年。連絡先が不明なのでやり取りは
できていませんが、いつかまた再会したいな。
と思っています。

私が生きてきた短い人生の中で1番苦しかった出来事です。

written by こ