流れ星に誓った恋

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私のクラスは3年間クラス替えがありません。
そんな中、高校2年生の冬、同じクラスに彼氏ができました。もともと男の子と話す方でもなく、どちらかと言うと苦手だった私は、彼とも2年間まともな会話を交わしたことがなく、このまま3年間過ぎていくのだろうなあ、と思っていました。
ある日、部活帰りに体育館の横を友達と歩いていたら、彼が水を飲みに体育館横の冷水機に来ていました。野球部所属の、イケメンの彼にはファンも多く、一緒にいた友達もその1人でした。なので私は、その子をからかうつもりで彼に話しかけたのです。その時の「ばいばい!」と言った私の笑顔に、彼はクラスで2年間一緒にいたにも関わらず、一目惚れをしたそうです。
それから1ヶ月後、告白されたのですがまだ返事を迷っていた頃、用事で高校の近くに行った私は、寮生の彼から呼び出され、夜の学校へ行くことに。2人で会うのはこの日が初めてでした。すると帰り際、後ろから抱きしめられました。突然でびっくりして固まってしまいましたが、この日の事をきっかけに、付き合う事を決めました。その後途中まで送ってもらっていた時、綺麗な流れ星が流れたのを良く覚えています。
付き合うことを決めたは良いものの、ファンだから恋愛感情は無いよと言っていた、私が1ヶ月前からかっていた友達が彼の事を好きだということが発覚。また彼が以前1年間片想いしていた子が実は彼の事を好きになっていたという衝撃の事実。そして私が仲の良かった男の子が、私のことを好きだということもわかり、一時は付き合うことを諦めようと思った事もありましたが、修学旅行までに解決しようと、2人でがんばりました。結果全て解決し、修学旅行へ笑顔で行くことができました。
修学旅行先で、消灯後抜け出して来てくれた彼が、ホテルのバルコニーで亀のペンダントをプレゼントしてくれました。その瞬間、私たちを祝福してくれるかのようにまた大きな流れ星が流れたのです。その彼とは今も続いており、楽しく日々を過ごしています。

written by える

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える

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