いつしかの初対面(高校編)

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「眠たい、、、」今日もそんなことを思いながら登校した桜舞う日に彼女は現れた。
僕は高校2年の春、初めて彼女に出会った。長くて綺麗な黒髪に、まだ幼い顔、ちょっとバカぽい君に。
昨日から新入生が部活の見学をしていた。僕は水泳部で、春はまだトレーニングの時期だった。色んな新入生が部活を回っている。こんな時くらい、軽いメニューにすればいいのにひたすらハードなメニュー。監督アホなのかと思いながら汗を流した。ふと、顔を上げると見学者の中に女の子2人がいた。そのうちの1人とたまたま目が合って、思わず逸らしてしまった。なんか恥ずかしかった(笑)
その後、彼女はひたすらハードなトレーニングをただ見ているだけだった。気がつくと彼女は居なくなっていた。ただひとつ覚えているのが、彼女と目が合ったときの優しい表情だけがその後、何度も脳裏に浮かんでいた。

written by ボンボン

エピソード投稿者

ボンボン

男性 投稿エピ 1

高校時代の甘く悲しい物語