あの日の直感

あの日の直感

私は地元から離れた高校に進学しました。入学式が終わり自分のクラスを見渡すと1人の男子が目に入りました。それは無口でクールな彼。
｢なんかこの人と何かありそうな気がする！！｣
直感で私は彼のLINEを追加して
同じクラスよろしくね、と送ると彼も、おう！よろしくな、と返事がきたんです。しかし、会話もすぐ終わり特に関わることもなく夏が終わりました。
秋になり席替えで彼が隣の席になりました。どんどん仲良くなっていきLINEでも直でも話すようになり私は完全に彼を好きになっていました。
テスト週間は問題出しあったり電話したり。
バレンタインにチョコ渡したらホワイトデーで他の子には何も渡してないのに私にはお返しをくれたんです。
しかし幸せはそう続きませんでした。
2年生になりクラスが離れて話せなくなり、このままじゃ嫌だと思った私は｢付き合ってって言ったらどう思う？｣とLINEで聞くと｢嬉しいけど今は誰とも付き合えない｣と言われました。気まずくなって彼とは話さなくなりました。そして私は別の人に告白され付き合うことにしました。すると翌日、彼から｢ごめん、今更だけど言わないと後悔するから言わせて欲しい。ずっと好きだった。付き合って欲しい｣とLINEが来たんです。

その言葉で押さえ込んでいた今までの思い出や彼への想いが溢れてしまい、その別の人とは1ヶ月程で別れました。しばらくして彼とまたLINEをする仲にまで戻りました。いつまでもこの関係をダラダラ続けたくない、もう変えたい、と思い私は彼に電話で告白しようと電話をかけました。いざかけると頭が真っ白になり伝えたい言葉が出てこなくなってしまいました。すると、彼の方から、｢好きです。付き合ってください｣と言ってくれました。
答えはもちろん｢よろしくお願いします！｣

私を振った時、ちょうど部活でスランプになっていて、それを乗り越えたら私に告白しようと決めていたそうです。彼の友達からそれを聞き、更に惚れてしまいました(笑)
今でも彼とこのことをよく話しています。

written by ま