つい最近の話です。
私は免許を取るため自動車学校に通っていました。
そこである若い教官に教わる機会がありました。
私はその時、「ああこの人、今朝の送迎の時の怖そうな人だ...」と怯えていたら、教習の時はとても面白くて時間があっという間に過ぎて行きました。
「近々またあの教官とやりたいな...かっこいい〜」なんて思っていて、暫く経った時、またその若い教官にあたりました。
とても嬉しくて、ドキドキとワクワクで教習を受けました。
そしたら、教官からこんな言葉が...。
「お!もうここまできてたか、早いな!」
今冷静に考えたら、過去の教習の進み具合の資料などを見て言ってくれたのでしょう。その時の私は、「え?これってもしかして、私の事気にかけてくれてる?」って思ってしまいました笑
お恥ずかしながら恋に落ちていました...。
そこから、自動車学校に行くたびに、その教官に当たりたいと願うばかり。私の通う自動車学校は指名はできないため、生徒達からしたら運でした。
そして数回経て、その教官と2時間連続で当たった時がありました。これはもう、運命としか思えず、とても嬉しかったのを覚えています。
教習中も、恋話や高校時代の話、その他もろもろ割と深めな話までしました。
好きな人との時間はあっという間で、すぐ過ぎていきました。私の思いは募るばかり。
こんなの自分だけ、他の生徒にも同じだから!と抑える自分と、もしかしたら....って期待してる自分がいました。
その後は卒業検定まで、教わることはありませんでした。
でも卒業検定前日、私は行動にでました。
教官が1人でいたので思い切って、「私のこと覚えていますか?明日卒業検定なので、合格したら報告行きます!」って言いました。
そしたらその教官は優しく、「報告してくれるの?ありがとう、頑張ってね」と言ってくれました。
そして卒業検定当日。無事卒業していよいよ報告、他の先生を介して呼ばないといけなかったためとても緊張しました。
報告する時には、告白はできなかったのですが、連絡先渡そうと思い、意気込んでいました。
いざ、教官を目の前にすると思うように動けず、報告だけになってしまいました。
でも、このままでは後悔が残ってしまうと思い、教官が教習終わるまで待って、合間を縫って連絡先渡しに行きました。手紙には、連絡先と感謝の言葉を書いて。
そしたら、素っ気無い受け取り方をされてしまい、少しの期待と大きな悲しみを感じました。
実は今連絡待ちです。捨てられてなければですが...。
こんなに自分から行動したのは初めてで、思い返すたびに叫びたくなります。でも、自動車学校に通う最後の日だったから、いい思い出です。
これから、大切と思える人、思ってくれる人に出会えることを期待します。
written by ちー
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