おわりにするね…

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彼が就職して、以前のように一緒にご飯食べて、一緒に寝て…そんな毎日が恋しく思うほどでした。
でも私達は付き合ってないの。世間的に言うと体の関係ってことなんだろうね。
好きなんだよ。好きなんだけど『もうこの関係やめなきゃ』って、会えなくなるたび強く思った。
ある日私は彼に『もう連絡してこなくていいよ。この関係やめよう』と思い切って言った。彼は既読無視。
そりゃ、そうだろう。って思って一人で泣いていた。彼との写真を1枚1枚消す度涙が込み上げてくる。
夜中の12時を回った頃、泣き疲れた私は『もう寝よう』と思い、布団へはいると……
『ピンポーン。』インターホンが鳴った。
私は『え。誰。こんな夜中に』、怯えながらもそーっと穴を覗くと、彼が立っていた。
『なんで?明日仕事だよね。なんで?』私は夢だと思った。
『ドンドンドンドンドン。居るんでしょ?俺だよあけて!』
私は恐る恐る扉を開けると
彼が勢いよく入ってきた。そして抱きしめられた。
『ごめんな。ほんとにごめんな。気持ちに気づいてたのに、俺も好きなのに気持ちを伝える勇気がなくて苦しめてごめんな。』
私も彼も玄関で泣いた。
こんな恋愛漫画のような事があるのだなと思うけど、これが私と彼が付き合ったきっかけ笑笑
今は会えないけど、会えない分お互いの気持ちを素直にぶつけてるよ!

written by ぽん

エピソード投稿者

ぽん

投稿エピ 9