彼と私は、中学2年生から付き合っています。
とはいえ3月から付き合い始めたため、本格的にカップルとして過ごしたのは中学3年生からで、普段から学校ではあまり話さないことに加え、放課後や土日は部活と塾と、最後の大会や受験に向けて必死に取り組む日々でした。
また、私の自宅は中学から徒歩15分であるのに対し、彼の家は徒歩3分ほど。
下校も一緒には出来ないと思っていました。
しかし、ある土曜日の部活の後、私達女子テニス部より少し前に終わっていたはずの男子テニス部の彼が、手ぶらで同じ部活の友達と話をしながら、校門の前に立っていました。
「何してるの?」と彼やその友達に伝えると、友達のひとりが、「コイツ、ダッシュで家に荷物置いて戻ってきたんだとー」と教えてくれました。
それがどういう意味かもわからず、ぽかんとしていると、彼がぼそっと「帰り、送る」と言ってくれました。
その日から、一緒に帰れる日にはふたりで下校するようになりました。
下校指導の厳しい私の学校でしたが、賢い彼は毎回荷物を置きに帰宅してから送ってくれる事から、寄り道判定されることなく、一緒に下校出来ました!
それが中学生の私たちにとってのデート道でした。
written by ふわふわ
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彼氏くんとのお話。 思い出の記録として掲載しています。