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私は大嫌いな先輩がいました。


その先輩と出逢ったのは2年前、私が中学校に入って間もない頃でした。

最初はあまり絡みがなかったからなんとも思っていませんでした。
しかし、ある日、私が教えられたように出来なかったことがありました。そうしたら酷く怒られました。初めて歳の近い他人からきつく怒られたので自分には衝撃と大きなショックがありました。

それからその先輩のことは嫌いでした。

欠席する話を聞いたら毎回大喜びしてました。

それくらい嫌いでした。


それから約1年。
その先輩も引退する日がやってきました。
口では「やっとや~!」と言ってました。
多分1年前の自分なら心から言っていたと思います。


しかし、その時の私は本気で喜んでなかったです。

なぜならその間の1年沢山の思い出や、助けられたことがあったからです。


1年の時、まだ馴染めなかった時ずっと喋ってくれていた。
私が問題を起こしたせいで部活のみんなで掃除をしないといけなかったとき1番手伝ってくれた。
勉強を教えてくれた。
好きなバンドや漫画の話をした。

私は2年間、ずっとその先輩に助けられていました。


その先輩が好きだったんだと思います。



我ながら気付くのに2年もかかってしまいました。


でも後悔はしたくなかったです。


ほんのちょっとだけ勇気を出しました。





その先輩の第二ボタンを貰うことになりました。




でも自粛期間中でまだ会えていません。


毎日"当たり前"に会えてた期間がとても幸せでした。












"特別"じゃなくて"当たり前"を大事にしておけばよかったと心から思います。



でも1つだけだけど私たちを繋いでくれる約束があるからそれを大事に




また会える日を待ちたいです。

written by 希@固ツイお願いします!!

エピソード投稿者