高校2年生の事
私は中学校の1個上の先輩に一目ぼれをしていました。
凄く優しくて、頼れる先輩でした。
そんな先輩と仲良くなり、付き合ってもいないのに2人きりで遊ぶことが増えていきました
何度も告白しようと思ったけれど、勇気が出ずそのまま先輩は卒業し高校生になってしまいました。
先輩が卒業してから連絡を途絶えていました
だが私が高校2年生の冬休みに、先輩からLINEがきました。
「まいちゃん、久しぶり」
「お久しぶりです先輩」
「どうしたんですか?」
「急なんだけど俺卒業したら、県外で就職することにしたんだ」
「え...」
「だから最後にどこかに出かけない?」
「も、もちろん!」
私はこれで告白する事を決意しました。
そして、当日楽しく過ごし帰り道に私は勇気を振り絞り
「先輩…」
「どうしたの、まいちゃん?」
「私…先輩の事…ずーと好きでした」
「え...」
「本当?」
「はい…」
「…俺で良ければ」
こうして私達は付き合うことになりました。
先輩が遠くに行く前に沢山デートをして、私は凄く幸せでした。
けれど私はあることに気が付いたのです。
私は幸せすぎて辛くなってしまっていた。先輩が遠くに行ってしまったらきっと辛くて、先輩に迷惑をかけてしまう。
先輩が遠くに行ってしまう日が近くなっていくと同時に私の心は、徐々に弱っていました。
そして、最後のデートの日 私は別れを告げました。
「先輩…私達別れましょう」
「え...」
「どうして…」
「私幸せすぎて辛いんです」
「先輩が遠くに行ってしまったら、きっと先輩に迷惑かけちゃう」
「…だから本当にごめんなさい…」
けして中途半端にしてはいけない、これが一番正し
「…そっか」
「まいちゃん…」
「最後にいわせて」
「短い間だったけど、今までありがと」
「…私こそありがとうございます」
…本当にごめんなさい…
そして、私の青春はこれで幕を閉じた
今となっては、いい思い出だと思っています
written by a
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