初恋の音色

初恋の音色

私の初恋は中学でした。
初恋の人との出会いは中学一年生入学式でした。
私が話かけたのをきっかけに私たちは仲良くなりました。
その時は友達として好きでした。
半年後に初めての校内合唱コンクールがあり
私のクラス伴奏者はなんと初恋の人でした。
その時音楽室練習でピアノを弾いてる彼に感動して
｢もっと弾いて！！｣と言って彼のピアノの音色を聞きながら練習してると彼に段々惹かれていきいつの間にか好きなりました。

校内合唱コンクールの日
私のクラスは学年1位になり
彼は一年生ながら校内優秀伴奏者賞を取りました。
それをきっかけに彼は学校で人気者になり私と喋る機会がなくなり一年生が終わり二年生はクラスが離れさらに喋る機会がありませんでした。

もう彼の音色を近くで聞くことがないのかと思って中学2年を過ごし1年後の
中学3年の春、彼とクラス一緒になり
三年の合唱コンクールも彼が伴奏者になり、
結果クラスは学校1位になり
彼は三年連続で校内優秀伴奏者賞を取りました。

そして校内合唱コンクール半年後に卒業式を迎えました。
彼は卒業式で卒業生が歌う卒業ソングを当日ピアノで弾くことになりました。
私はそれを楽しみで卒業式を迎えるのが楽しみでした
しかし、私はインフルエンザになり卒業式を欠席せざるおえないことになり彼の最後のピアノが聞けないまま卒業しました。

その一週間後でした。彼から突然電話がかかってきました。

彼｢卒業おめでとう。友達からピアノ聞けなかったこと残念がってたこと聞いたから
この電話であなたのためにピアノ弾きます。｣

彼は私のためにわざわざ電話してくれて
卒業式で弾いた曲を彼の家にあるピアノで弾いてくれました。

私｢本当にありがとう。
中学最後にいい思い出になったよ
また、いつか会おうね｣


彼｢うんまたね｣


私は彼には告白しませんでした。
彼とは高校が離れましたがこの思い出は一生忘れられないものです。

written by ミーサ