7話 あなたがずっと好きでした。

コンテンツ名とURLをコピーする

___いつからだろう。あなたの事を考えると、居てもたってもいられなくて、どんどん鼓動が速くなる。

私たちは、いつも時間を忘れて話した。
他愛もない話も 先生と居られるなら愛おしく感じてしまう。

私たちが出会って季節は2回巡る。
あっとゆう間に過ぎてった。

放課後、いつものように先生が担任を受け持つ教室で話していた。気づけばとっくに下校時間は過ぎていて辺りは真っ暗。

先生が教卓に立ち、わたしはその教卓に頬杖をつき話をしていた。

_____そのとき。

廊下から誰かが歩いてくる音がして、ドキッとした。( ( バレたらどうしよう。怒られる… ) )

そう思っていたのも束の間、私の腕を先生が力強く引き寄せた。隠れる場所が限りなくゼロだった私は 先生の居る教卓の下に身を隠した。息を潜める。

保健室の先生「あら!先生まだ残られていらっしゃったんですか?電気もつけないで〜もう〜」

「あ〜ちょっと考え事してて。次席替えがあるのでどうしようかなぁと…( 笑 )」

保健室の先生「あまり考えられると身体に悪いですよ!ではわたしは失礼しますね」

そう言って去った。

…先生に掴まれた腕が どんどん熱を帯びていくのがわかった。

「…もう行ったよ?ごめんね、引っ張ったりして。痛くなかった?」

「あれ?そう言えば前もこんなことありま…」

そう言ってしゃがみこむ先生との距離はあと数十センチ。そこから目が離せなくなって…

気がついたら 私の唇は コーヒーとタバコの香りがふわりと香ったのである。



_____先生、どうしてなの?

written by てば

エピソード投稿者

てば

女性 投稿エピ 7

自分の過去の恋愛の話。