気づいた時には遅かった

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受験期、私は私立の高校を受験するため一生懸命勉強していました。受験当日、私は単願なので筆記を行った後に面接があります。面接前に待機する部屋へ移動し、お弁当を食べて待っていた時1人の男の子が席を間違えて座られていて少し目立っていました。私は目立つ彼を見た時、少しドキッとしてしまいました。面接を終え、帰ろうとした時、待っていた次のグループの中に彼がいました。目がバチッとあってしまい慌てて逸してしまいました。合格発表の日や入学説明会の日も「来てないかな?」と周りをきょろきょろ見渡しては真っ先に見つけ、1人で舞い上がっていました。
そして入学当日。同じクラスにはいなくて、「関わらないまま終わっちゃう」と悲しくなっていました。そんなある日、はじめての英語の授業がありました。英語の授業は隣のクラスと能力別で行うのですがその中で先生が「2人組で自己紹介をしてください、ただし!同じクラスの同性以外で!4人に行うんだよ!」という課題を出してきたのです。1人目は前後で、2人目は幸い隣のクラスに同じ部活の子がいたのでその子と、3人目は隣のクラスの可愛い子と自己紹介をしました。そして、4人目を探していると先生が「あの子とやってきて」と言ってきて、私は言われた通りその男の子のところへ行きました。ところがその子はまだ終わっておらず「後ろの奴とやって」と言ってきました。仕方なく後ろのことやろうと思い後ろに目を向けた瞬間驚きで心臓がとびでそうでした。そうです、なんとその男の子は面接で印象に残っていた彼だったのです。私は嬉しさと驚きが混じったまま自己紹介をし、終わったあと少し話して仲良くなりました。その日の帰り際私が帰ろうとした彼を引き留め、勇気を振り絞ってLINEをこうかんしました。そらから毎日のようにLINEをしました。今日のことやくだらないこと、悩み相談や面白いこと、変顔の写真を送りあったり電話をしたりもしました。入学から二、三ヶ月たったある日、電車の中で彼の話をしている知らない女の子がいました。その子は彼のことを好きみたいでちょうど彼と話していた私は彼に言ってしまいました。それから、夏になった頃に彼と恋バナの話になりました。そこで話されたのはなんと、私が彼に話した女の子のことでした。かれとその女の子は同じクラスで特に接点は無かったものの、少し話すような間柄でした。「今度2人でお祭りに行く」と言われた私はその時初めて「あ、私彼のことが好きなんだ」と気づきました。その後文化祭の一日目に彼はその女の子に告白して付き合うことになりました。私は彼が告白する前に女の子から「今日告白されるかも!」と聞いていたのでとてもショックで電車の中で号泣しました。その後彼に想いを伝え、これからも友達でいることを前提に今も仲良く話しています。女の子とも夏が過ぎたあたりから仲良くなり、2人の幸せを今は1番に考えています。でも、本当は今でもまだあの時言ってしまったことを後悔しています。気づいた時にはもう遅かった、そんな経験をしないように後悔しないように皆さんは勇気をだして行動してくださいね!

written by お茶っ葉

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お茶っ葉

女性 投稿エピ 2