私は飲食店で働いてそろそろ3年目になる準社員なのですが、今まで仕事だけの生活に恋が訪れました。
お相手は、お店に研修に来た別店舗の店長さんでした。ホール業は初めてとのことなので私が説明しました。
40歳くらいの方で性格はおっとりとしてて、黒のエプロンが似合う素敵な男性でした。
私はコミュ障なので、当初は本当に仕事だけのお話だけでそれ以外は特に関わりもありせんでした。
一緒に働いて2回目の時、私の事やたら褒めてくるようになりました、尊敬するなぁとかいいお嫁さんになるよ、とか…。ついには苗字じゃなくて名前で呼んでもいい?とも聞かれ、この日からこうめちゃんと呼ばれるようになりました。
一緒に働いて3回目、その日から変に意識し始めました。一緒に働けて嬉しく顔に出ていて、研修の社員さんから、「なんか今日すごい可愛いね」「いや、いつも可愛いけどね?」と言われ顔が真っ赤になったのを覚えてます。
4回目、この日が一番幸せな日でした。この日は私の誕生日前日でした。前仕事が一緒になった時誕生日の話をしていたのでお祝いしてくれたら嬉しいなぁとあまり期待はしていませんでした(忘れられてそうで)
バイトの子が私にプリンを買ってきてくれて、「2人(社員さん)と食べなよ(小声)」って言ってくれすごく嬉しかったのを覚えてます。
社員さんが帰ろうとした時、引き止めて「あの、プリン…貰ったんですけど一緒に食べませんか?」と言いました。社員さんは「いいの?それじゃあ二人で食べよっか」と薄暗い照明のなか二人で座って食べました。
「明日誕生日だよね、俺別店舗に研修だからさ〜…夜だったら…でも誕生日に俺と一緒に過ごすのも嫌だよねぇ…?」って言われて思わず、「いえ、俺…がいいです…!!」と言ってしまいました。あの後社員さんは笑っていましたが、どう思ってたんでしょうか…。
結局一緒には過ごせませんでした、またもううちの店には研修には来てくれなくなりました。LINEを交換していたのでたまに連絡は取るのですがもう終わりそうです…。
短かったけど社員さんと過ごせた時間はものすごく幸せでした。
written by こうめ
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