隣の席

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わたしは中学3年生のとき、好きな人がいました。
わたしの好きな人は恋愛をしたことがないうえに、感情があまり顔に出るタイプではなく、とても恥ずかしがりな人でした。
あるとき席替えをしたら、好きな人の隣になりました。隣の席になってから、すごく距離が縮まり仲良くなりました。おかげで授業はまったく聞いてませんでした(笑)
授業中、黒板を見ながらノートをとっていたら、好きな人がわたしのノートを覗き込んできました。「何?」と聞いたら、「黒板見えない」と言ってきました。しかし好きな人は目が悪いわけではないので、黒板は見えるはずです。わざと黒板を見るのではなく、わたしのノートを見てきたんです。そして、もうひとつ!好きな人に「ボールペン貸して」と言われたので、「本当にインクないの?書いてみて」と言いました。すると好きな人はペン先を少しだけ上げて、書くふりをしました。実はインクがあるのに、貸してと言ってきたんです。少し可愛くて、結局貸しました(笑)
隣の席のときは、毎日が胸きゅんでした!

written by ひな

エピソード投稿者

ひな

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