中学生の時の話です。
4月、新しいクラスである男の子と隣になりました。
私は普段男の子と話さないので、いつものようにぎこちないだろうなと思っていました。
しかし、彼の方から話しかけてくれることが多く、段々と仲良くなっていきました。
放課後に教室に残って話したり、楽しい時間を過ごせました。
冬になり、マフラーを学校にしていきました。
すると彼は、「いいと思う、似合ってるよ。」と照れくさそうにいってくれました。
そんな彼を、私は友達として好きでした。恋愛感情は一切ありませんでした。
ある日、彼が私のことを好きだという噂を聞きました。私は何故か気持ち悪いと思ってしまい、彼とは距離を置くようになりました。
それから数日後の放課後、私は彼に呼び出されました。二人きりになるなんて嫌だ、そう思った私は呼び出しを無視して帰りました。
その後、彼からも話しかけなくなり今までの仲の良さが嘘だったかのように消えました。
今になって気づいたのですが、私も本当は彼のことが好きでした。自分の気持ちに素直になれず彼に冷たい態度をとってしまった私。
ものすごく後悔しています…。
written by あ
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