-20年愛- 2007年夏の終わり

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私は息子を出産しました
本当に可愛くて、
自分よりも大切な存在が世の中にいること
始めて知りました。

それまで仕事ばかりの日々でしたが
出産を機に、
産休、育休を取得し
しばらく子育てに専念する事に。

子供は嫌いと言っていた主人も
我が子の存在を知れば
変わるだろうと
生まれる前は爆然と思っていたのですが
それは、私の甘い考えだったと
わかるまでにそう時間はかかりませんでした。

主人にとっては
息子の存在は、私を奪った相手で
息子を可愛がるということとは
少し遠い感じで
私と私の息子を
養ってやっているという感じでした。
息子に私を奪われたと
思っているような行動や発言。
ガッカリと寂しさの連続。

専業主婦になっているとはいえ
毎晩、遅くに帰ってくる夫は
積極的に子育てに協力してくれることはなく、
孤独を感じでしまうくらい
ワンオペ生活は長く続きました。

お風呂に入れるのも
寝かしつけるのも
夜泣きも
いつも自分一人で、寂しくて
子供の成長を共に話したり
感激したり、喜んだりする相手が
いないこと。
同じ家に住んでいる夫がいるのに
それができないことが
とにかく寂しくて、寂しくて。

子供抱いて
満月を見上げる夜
よく、彼の笑顔を思い出しました。
子供好きだった彼
今頃、結婚してしまっただろうか。

written by Sky

エピソード投稿者

Sky

秘密 投稿エピ 15