トムとジェリーみたいな関係だった彼の想い人は?

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彼は小学5年生六年生と二年間クラスが一緒の人でした。五年生の時に彼が他県から引っ越して来て他県から引っ越して来た子と興味が湧いた友達何人かと彼を質問攻めにしたことがきっかけで休日にも皆で集まってサッカーをして遊ぶほど彼とは仲良くなりましたが、五年生の頃は彼のことはただの仲の良い友達としか思って居ませんでした。
六年生の6月担任の先生が席替えするよ〜と言ったことがきっかけでこの日から私の運命は変わったのです。席替えをしてみると、隣に座って居た男の子が彼で元から仲が良かったので、お互いお!一か月よろしくと軽い感じで挨拶をしました。
また一か月後7月になり席替えの日が来ました。次は隣誰かな?とワクワクしながら席に着くと何とまたしても彼だったのです。すると彼はえ?またお前?と挑発的に言ってきたのでいや!こっちのセリフと私も負けじと反抗しました、しかしこの席替えがきっかけで彼は私にちょっかいをかけるようになりトムとジェリーみたいな関係が始まったのです。
一か月二か月と何回席替えをしても彼とは毎回隣でまさに売り言葉に買い言葉でちょっかいをだし逃げるジェリーそれを追いかけるトムという関係を続けていたある日最初は本当に嫌だったのに今ではこれを毎日楽しんでる自分の気持ちに私は気づいてしまったのです、私は気づいたら彼に恋をして居たのだと。恋に気づいてしまった私は仲の良い友達や部活の仲間に彼への恋心を話したところ友人達からはあんた達めっちゃ仲良いから絶対両片思い!告白して!いける!と言われましたが告白する勇気が私にはありませんでした。
また月日が経ち修学旅行がある12月になります。ある日私達席の6人グループで恋話をしようとなり彼の話す番になりました。残りの四人がはい!だれ?!と聞くと言わないけど好きな人はいるよと言い出したのです。何故そうなったのかは覚えて居ませんが彼は修学旅行の2日目の夜その好きな人に告白するということになったのです。そこから私達五人は彼が告白する人を予想するようになり彼からのヒントは同じクラスということだけでした。私は全く予想が付かなかったのですが四人が候補は3人いて一人は私だと言い出し自分だと嬉しいなと少し期待していました。そして修学旅行の二泊三日が始まります。1日目が終わり2日目ついに告白の日だ!と彼は誰に告白するんだろと五人でワクワクしていましたが、夜ご飯の時間になると突然彼が俺やっぱ告白するの辞めたなんかあっちは俺のこと何とも思って無さそうだからと言い出し私達が楽しみにしていた彼の告白も修学旅行も呆気なく終わってしまったのです。
結局告白をしなかった彼の想い人は私だったのでしょうか?はたまた違う二人だったのでしょうか?中学に上がり彼とは話さなくなったので、私達五人は未だにあの頃の彼の想い人を知りません。

written by 不思議の国のおばあちゃん

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