優しい彼にいつも甘えて
仕事で失敗しては泣き
彼はその度に、抱きしめてくれました。
大丈夫
大丈夫だよ。
頑張って。
今から思えば
二人の関係を知らない私の会社の人達は
私に対する愚痴や不満を
彼の耳にも入れたりしていたようです。
あの子仕事できないんだよね。
そんな話を、部外者の立場で
へぇーと聞いていた彼も
辛かったのではないかと思います。
仕事に対する嫌悪感
諦めと逃げ道を求めて
私は彼に
結婚したい。と伝えました。
いつもは優しい彼なのに
少し困った顔で
今じゃないでしょ…と言いました。
理由なく
今じゃない。
どうして?どうして?
と彼を困らせた。
だけど
彼ははっきりとした理由は
教えてくれませんでした。
written by Sky
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