私には、中学の時から付き合っている同い年の彼氏がいます。私と彼はスピードスケートをしています。彼は中学に上がる時に私の住んでいる町に引越して来て、部活が一緒で仲良くなりました。高校も同じでスピードスケートの強豪校に進学しました。彼は、世界一になるほどスピードスケートが速く、私の1番の憧れで尊敬する人で自慢の彼氏でした。と思うのと同時に、彼の隣りで堂々と歩ける自信がないと思うこともありましたが、そんな私を応援し続けてくれたのは彼でした。
私達は、学校も部活も一緒で友達みたいな感じで付き合っていてあまり好きとか甘い言葉を言い合うような感じではありませんでした。帰りも自転車で毎日一緒に帰ったり、デートと言っても2人で美味しい物を食べに行ったりしていました。
6年間ずっと一緒の学校で部活をしてきた私達ですが、大学では別々のチームでスピードスケートをすることになりました。私が地元の学校で、彼が都会の学校にいきます。彼の学校は、上下関係が厳しく寮で先輩達と暮らすので電話もできません。今まで、彼が海外遠征で1ヶ月ほど会えない、くらいしか離れたことがない私達にとっては、超近距離だったのがいきなり遠距離になって、電話も出来ない。。。寂しくてとても不安でした。ですが、お別れの時は笑顔で!絶対泣かない!と決めていました。そのせいか、アルバムと手紙を渡して元気でね!と、とてもあっさりしたお別れになってしまいました。私は、後悔して"最後にサインでも貰っとけばな笑"とLINEをしました。すると、"彼からいつでも会えるじゃん!"と返事が来ました。彼にとっては何気ない一言だったのかもしれませんが、私にとっては最高に嬉しいの一言でした。甘い言葉が少ない私達にピッタリな言葉で、一生忘れません!
written by はなこと
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