あなたにずっと片想い

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これは私のノンフィクションストーリーです。

私は中学3年生の時、日本からアメリカへ引っ越してきました。私は高校で青春をしたかったのですが、日本人の彼氏が欲しい私にとっては希望のない事だと思い、アメリカでの恋愛は諦めていました。
ですが、アメリカには日本語補習校という学校があり、日本の勉強も衰えないようにと、平日は現地校。土曜日は日本語補習校に通うことになりました。

初日。初日なので早めに学校に着いてしまった私は、友達を作れるのか、どんな人がいるのか想像しながら教室で待っていました。4人ぐらい人が入ってきましたが何も話せないままただ席に座っていました。ですが、何かビビッときました。「なんだ??今の??」と思いながらドアを見ると、どストライクな顔面をもった背の高いイケメンの男の子が「優樹」くんが入ってきました。もしかしたらこれは、一目惚れだったのかもしれません。そう、私の恋の始まりでした。
ですがその日は何も話せないまま終わりました。

入学してすぐ、5月ぐらいに運動会がありました。なぜか、いいところを見せたい!と思いました。気になって優樹くんを見てみると服の裾で汗を拭いていて、腹チラを見ることが出来ました笑笑とにかく1人で興奮していました笑笑

それから日はすぎていきますが、あまり話せませんでした。ですが、少しずつ、少しずつですが、その優樹くんかやっているゲームを始めたり、アニメの話をしたりしてどんどん距離が縮まって行きました。
中学部卒業式。ある程度のしっかりとした服装で参加しなければいけませんでした。私はあまり履かないスカートを履きソワソワしていました。ですが、優樹はスーツを着こなしていてキュンキュンが止まりませんでした。卒業式の終わりには、仕事終わりのサラリーマンのようにネクタイを緩めました。もう、その仕草がたまりませんでした笑笑

翌年の高校1年生。人数がただでさえ少なかったのにさらに少なくなり、そろそろ、その優樹くんのLINEも欲しかったので、新しいグループLINEを作ろう!!!!!!と私が提案し、グループを作るためにLINE交換に成功しました。が、何を話せばいいかわからずなかなか使えませんでした。
私はもっとアピールができるように、高校生&好きな人がいるという事で、女子力を上げようと美容などに興味を持ったり、もっと話したいと思い、色々なアニメも見始めました。人数が減った&地道に共通点を探ったことにより、直接話し、仲を深めることが出来ました。そして、知る度にどんどん好きになっていきました。

季節は秋。前から何となく聞いていましたが(信じたくなかったんです)、優樹くんは高校2年生で日本に編入するという話を本人から聞きました。はっきりいって、味わったことの無いショックでした。女の子の友達にそろそろ本気でアピールしたいと相談したところ、応援してくれました。その子の協力のおかげで、優樹くんとLINEをしたり、私から話しかけるようになったり、アニメをもっと見たり、女子力をもっとあげようと努力しました。
(友達の話によると、私の性格は明るくなったようです笑笑 自分でもこれがありのままの自分なのかなと思っています笑笑)
ですが、LINEでは何を話せばいいのかわからず続かず、1回、1ヶ月以上未読スルーをされました。心が折れそうでしたが、諦めきれませんでした。

優樹くんの補習校最後の週、私はインフルエンザにかかっていましたが、何としてでも土曜日は行くと決めていました。ですが、両親に止められ行くことが出来ませんでした。私が優樹くんのことが好きと両親には話していなかったからです。家族皆が補習校に行ったあと、私は泣きました。とにかく泣きました。実は、最後の日に会って、後悔しないようにいっぱい話し、ありがとうと伝え、LINEで告白しようと思っていたからです。もう二度と会えないかもしれないと思うと悲しくて、切なくて、ただただ泣きました。
とうとう我慢しきれず、私はその日に1000文字以上の告白(ラブレター)をメモに考えていました。
最初見た時のこと、その子のいい所、今までの事、全部、全部、泣きながら感情丸出しで書いていました。

3月3日。私はなぜその日を選んだかどうかは知りません。何となく、今日だ!!!!!!っと思いました。夜、彼の誕生日11:17にその分を送り、私は寝てしまいました。(彼はそのこだわりを未だに気づいていないと思います笑笑)
次の日、朝起きてすぐLINEをチェックしたら返信が来ていました。(一日で返ってきたのでとてもびっくりしたことを覚えています笑笑 嬉しかったです笑笑)
でも、だいたい答えは分かっていたので既読をつける勇気はありませんでした。
なのでそのまま学校にいきました。
(日本に帰って青春をしたいとも言っていました。それを聞いた時はショックでした。また、日本には私よりも可愛い子で溢れていると思うし、なんと言っても高校生です。そりゃ、、ね、、って思っていました。)
友達にも返事が来たと知らせ、友達と一緒に読みました。返事は分かっていましたが、涙が自然と出てきました。答えは予想通り「ごめんなさい」でした。涙が止まりませんでした。本当に振られたんだなぁと思いました。でも、その文章は簡潔でも温かさがあり、最後まで優しさがありました。(僕のために努力してくれてありがとうなど、あたたまる言葉ばかりでした。漫画化してくださる際には本文を詳しく説明します。ですが、私を褒めてくれたんです。)やっぱり好きだぁと思ってしまいました。
あれから月日は流れましたが、今でも諦めていません笑笑 たぶん私はその男の子に彼女ができるまで諦めないでしょう笑笑
連絡は一切とっていませんが、、、


今でもあなたの事が好きです。
全てが好きです。諦めていません。だから、何かあったら私の元に来て欲しいです。待っています。喜んで付き合います。彼女ができたなら、同窓会楽しみにしていてください。後悔させてやります笑笑
もっと可愛くなってやります笑笑

ですが、本心を言うとホントに感謝しています。ハラハラ、ドキドキ、キュンキュンさせてくれてありがとう。いい方向に私を変えてくれてありがとう。ありのままの自分を見つけることも出来ました。趣味もできました。向上心も生まれました。色々経験することも出来ました。恋について学びました。なにより、私の片思い期間中は幸せでいっぱいでした。
後悔させてやる!!!!!!とか言ってるけど、感謝でいっぱいです。彼女ができたなら心からおめでとうと言って応援します。さすがに諦めます。
本当に色々とありがとう。忘れられない、いい経験でした。あなたに出逢えて良かったです。あなたを好きになって良かったです。心の底からそう思います。
ありがとう。

written by うさぎ

エピソード投稿者

うさぎ

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