危機的な状況…。この状況だからこそ知れた大切さ

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私は職場の1歳年上の先輩と社内恋愛中です。
今年1月に転職をした塗装会社で、先輩は年齢は1つ上ですが仕事では4年上で私にゼロから仕事を教えてくれています。

職場では先輩と2人だけで仕事を行う場所を担当させてもらっているので、通常の勤務であれば1日中2人だけで作業をしています。

ですが、世界的に大流行している新型コロナウイルスウイルスの影響で私の会社でも4月から時差勤務が始まりました。

新型コロナウイルスの流行前は、
同じ時間に出勤、同じ時間に退勤して、
そのまま一緒に夜ご飯を食べに行くのが当たり前の日常でした。

4月半ばの午後5時半、その日の仕事が終わったタイミングで突然会社から
【明日から時差勤務を行う】との通知が届き
2人体制で行っていた仕事を、
【朝7時から午後1時までは先輩】
【午後1時30分から夜7時30分までは私】
と、6時間勤務の完全一人体制へと変更になり、【午前仕事の人と午後仕事の人の接触はしない】と仕事でもプライベートでも全く会えない状況になりました。

時差勤務が始まり最初の2週間は仕事に慣れないながらにもやるしかない!という気持ちで一生懸命でした。
仕事の合間で他の先輩や上司が
「大丈夫か?!やれてる?無理すんなよ!」
と忙しい中走ってきて声をかけにきてくれたり
「ここ暑いで熱中症になるなよー!」
と塩飴をくれたり、担当の違う方々にたくさん支えてもらって仕事をしていましたが、例え身体がしんどくても変われる人のいない状況で
「大丈夫です!ありがとうございます!」
と笑顔で対応するのがだんだんしんどくなっていきました。
それにプラスして、入社してから3ヶ月という環境で一人で全ての仕事をしなければならない状況でのプレッシャー、わからない知らない事が多い現状、会えないストレスで先輩にLINEで

「なんで会えないの?」
「あんなの1人じゃできないよ!」
「1人じゃしんどすぎるよ」
「先輩は1人でできるかもしれないけど、私には無理!」

など沢山のただの八つ当たりメッセージを泣きながら一気に送ってしてしまいました。


その時、普段はなかなか返信をくれない先輩がすぐ返信してくれて

「辛かったんだね。頑張ったね。色々急すぎたよね。ごめんね、僕がもっと早くから沢山のことを教えてあげれたらよかったよね。あちゃはすごいよ。」

とてもなげやりな文を送ったのに一切怒らず、優しい言葉が送られてきて、急に一人になったのは先輩も同じ状況なのになんてことを送ってしまったんだろうと我にかえり自己嫌悪に陥っていたら、先輩から続けてメッセージが来て

「会えないの寂しいね。でも、今は一緒にいられなくてもいつかずっと一緒にいられるようにするから。そう思って生活してるから、頑張ろう」

遠回しのプロポーズのようなメッセージでした。
付き合い始めた頃の先輩は、
「結婚願望はない。「ずっと」なんてない。」
と言っている人だったのでとても驚きましたが、不器用な先輩の精一杯の言葉が本当に嬉しかったです。


次の日、私が仕事に行くと、テーブルの上に仕事のやり方が手書きの絵と文字でびっしり書かれた紙が2枚置いてあり、私が驚いているその紙を見ているととLINEが来て、たった1言

「頑張って」

たった1言ですが、その1言に全部詰まっているように感じました。
優しさと先輩としての存在の大きさに泣きそうになりながら仕事をしました。


まだまだ先が見えない現状で、また直接仕事を教えてもらえる日が来るのか、隣で当たり前に笑える日が来るのか、なにもわかりませんが、
私は
「いつかずっと一緒にいられる」
という先輩の言葉を信じて、毎日私のできる全力で、笑顔で毎日頑張っています。

written by あちゃ

エピソード投稿者

あちゃ

女性 投稿エピ 2

22歳。1つ年上の先輩と社内恋愛中