先生に恋した3週間

先生に恋した3週間

山田先生は教育実習生として3週間、私達の学校に来ました！
何日か経った頃、私は初めて山田先生と話しました。英語の授業が終わったあとに英語の先生と山田先生がネクタイについて話していました。そしたら、いきなり英語の先生が中島さんはどう思う？と聞いてきました。「山田先生は堂々としていて大人っていう感じがします。青色のネクタイとても似合ってます！」と答えたら山田先生は、『そう？ありがとう！』と言ってくれました。話が終わったあと、教室から出るときに山田先生が手を振ってくれたのを今でも覚えています。私も照れながらですが振り返しました！
それから廊下や階段で会ったら何回か話すようになるくらい打ち解けました。
部活終わりの昇降口でのことです。
『部活どうー？』
「顧問がね…ちょっと。」
『そうかな？俺はいい先生だと思うよ！ちゃんと指導してくれるし』
「あの、私先生のことが好きです！先生として…」
『ありがとう！そう言って貰えると嬉しいよ。』
そんな会話をしました。人の良いところに目を向けられるそんなところが好きです！私はもうこのチャンスしかないと思って「好き」と伝えました。だけど…言い終わったあとにこんなこと言ったら困らせちゃうと思って「先生として」と言いました。本当は1人の男性として好きなのに…
そして、山田先生の最後の授業が終わり、廊下で山田先生と話していました。私が山田先生と会えなくなっちゃうのが寂しくて話している時に泣いちゃったら山田先生が頭ポンポンしてくれました。
距離が近くてすごくキュンキュンしました！今でも鮮明に覚えています。3週間という期限がある恋でしたがとても幸せでした。きっとどこかで先生として働いていることでしょう。私が大人になってまたどこかで会えたら本当の気持ちを伝えたいです！

written by 桜空