自覚した恋心

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私が高三の時のお話です。
私は、それまでお付き合いなどにあまり興味がなく告白されてもずっと断っていたのですが、高三になり周りの子達がどんどん彼氏持ちになっていくので焦ってしまい、偶然告白してくれた男子←Bと付き合いました。

しかし、同時期に少し気になる男の子←Aがおり(その時私自身は自覚なし)。元々好きで付き合ったのではなかったのと、それもあってか付き合っているBには申し訳なく早々と別れを告げました。それからというもの、Aの事がどんどん気になり始めたのだと思います。ある日BからLINEがきて(BとAは友達だった)、なんとAが私のLINEを知りたがっていると言うので教え、その日から度々AとLINEするようになり漫画の貸し借りなどもするようになりました。

私は多分、その時恋していたのですが、この感情が分からずBに話す(別れてからもしばらくは連絡がきていた)と、それは好きって事なんじゃないのと言われ自覚しました。

ですが、その頃Aには付き合っている彼女がいるという噂があったため、私から告白するなんて考えられませんでした。向こうから何かあるとも思わず、LINEと貸し借りだけが続く日々…。このまま卒業するんだろうか、なんて考えていた一月末、下校時刻になり自転車置き場に行って帰ろうとした時、急に目の前に出てきたAに付き合ってほしいと言われボーゼン。びっくりしたままの頭で家まで帰るとLINEがきており、待つの辛いから出来るだけ早く回答がほしいとの事。もう気持ちは決まっていたので、お願いしますとお返事し、付き合うことができました。

噂は随分前の事で、私と漫画の貸し借りをしていた頃には彼女と別れていたらしいです。
ですが、Bの存在が無ければAとは繋がっていなかったかもしれません。本当に、Bには感謝の気持ちと申し訳なさでいっぱいです。

Aとは大学3年生まで約3年間付き合い、Aから将来は結婚したいとも言われたりしましたが、結局色々あり別れてしまいました。

一年程は別れを引きずっていましたが、社会人になった今ではいい思い出です。

恋愛経験の少ない私なのですが、唯一自分から好きになり、付き合っている時一生懸命になれたものなのでこれから先も忘れる事は出来ない甘酸っぱい恋です。

written by よし

エピソード投稿者

よし

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