無口な彼

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私はゆな。彼氏のしゅんは二個下の大学3年生です。去年の夏から付き合い始めました。彼はとても物静かなタイプで、運動ができて頭もいい、モテそうな人です。そんな彼には、中学のころ付き合った彼女Bがいました。当時は可愛かったという話も聞いていましたが、ある日、話の流れでそのBさんから私と付き合う少し前に連絡があったという話を受けました。内容は、今の彼氏に納得いっていない、あなたと付き合ってた時はこんなに楽しかったのにという内容だったらしく、彼は気に止めていませんでしたが、私は内心ヒヤヒヤしていました(私から見たら絶対にまだBさんは彼のこと好きだと思った)。なぜなら彼は今年20歳、成人式があり、そのBさんと会う機会があるからです。不安ながらも成人式の日を迎えました。彼が成人式会場に行くと、なんと入口でBと遭遇。「一緒にツーショとろ?」と誘われたが、彼は私と付き合ってるので女子と2人で写真を撮りたくなかったらしく、やんわり断ってもしつこく誘ってきたので「ごめん男友達と写真撮るから」とその場を逃げました。ここまでも、私としては嫌でしたが、本番はここからでした。成人式も同窓会も終わり、同窓会の二次会です。彼は男友達と飲んでいました。すると、いきなり、一緒に飲んでいた男友達に電話がかかってきたのです。なんと、Bさんでした。
B「ねぇ、しゅんいる?」
そこで、彼氏が電話を代わり「どうした?」
B「ねぇ、いまさ、男女4人で飲んでるんだけど、、一緒に飲みたいな?」
そこで彼氏「俺、今付き合ってる人いるから、女の子と飲むのはやめてるんだ、だから行けない。」と、彼女がいることを伝えてくれました。
B「えーいいじゃん。彼女そんなに大事?笑
今日成人式だよ?今はいーじゃんそんな自分ルール。」
Bに畳み掛けるように、誘われ結構しつこかったらしいのですが、加えて中学時代仲の良かった一緒にいる男友達にも電話繋げられ、飲むことを誘われたらしいです。
そこで再び、Bに繋がり「ね?いーでしょ?一緒に飲も?」
そこで普段キレない物静かな彼氏が
「あのさ、おれ、今の彼女すごく大好きなんだよね。あげるとキリないけど。彼女悲しませたくないし、何よりも彼女いるの知ってて誘ってくるお前とは飲みたくない。さようなら。」…ブチッ。
本当は、彼が飲みに行っていた男友達でオールの予定だったらしいのですが、私が心配するだろうと早めに帰宅し電話してくれました。そのタイミングでいつもよりもテンションが低かったので、何かあったの?と聞くと答えてくれました。「心配かけてごめんね。俺は本当に大好きだから、ゆなとは真摯に向き合いたくて。」この言葉でキュンとしました、一生離しません。

written by まいまい

エピソード投稿者

まいまい

女性 投稿エピ 1