私と彼は同じ職場で出逢いました。
彼は私の2歳下。
私が入社してから2年後に新入社員として入ってきました。彼は別の部署で仕事上特に関わりはなかったのですが、私の席向かいに彼と同期の男の子がいたので、ちょいちょい顔を出すことがありました。私とは挨拶程度の顔見知りに。
それから2年後、同じ部署になり一緒に仕事をしていくうちに彼からの熱烈なアプローチがきっかけで晴れて付き合うことに。
付き合った当初、私のどこを好きになったのか聞いてみると「一目惚れ!!とにかく顔がタイプ!!」と即答されました。また、同期のところに通っていたのは私を定期的に見に行く目的だったようで、同期には全く用がなかったけど協力してもらったと笑って教えてくれました。
それから学生時代の話に。
お互い住んでる地域が違かっため、別々の高校だと思ってたのですが、まさかの同じ高校だということが判明。
私が高校3年生の時、彼は高校1年生。ただ、全校生徒が多いため、3年間同じ同級生同士でも顔を知らないまま卒業する人は結構いました。学年が違うなら余計に分からないなぁと思い、もしかしたら校内でもすれ違ったりはしてたかもね〜と笑って話していたら、彼が「あのさ、一回だけ野球部の部室に来たことない??」と質問されました。
記憶を辿ると、確かに1度だけ、野球部のキャプテンに、文化祭の用件で話したいことがあって部室に行ったことがありました。
なぜ覚えていたかと言うと、その当時の私にとって男だらけの部屋に行くことはとてもハードルが高く、ましてや男の人を呼び出して何かを伝えるなんて、告白だと思われたらどうしようとか、変に意識してしまい、案の定、野球部キャプテンを呼びつけた時点で、部員からヒューヒューと冷やかしの声が。。。とても恥ずかしくて逃げるように立ち去ったことを思い出しました。
彼に「うん。あったよ。でも、、、あの時、すっごい恥ずかしかった記憶しかないなぁ。というか、記憶力凄いね。よく覚えてるね。」と伝えると「やっぱり!!俺、あの時、すっごい顔がタイプの先輩が来たから、キャプテンに名前何ですかって聞いたのに頑なに教えてくれなくてさ。周りが彼女彼女言い始めたから、彼女だと思って俺、一瞬で失恋してショック受けたから。だから覚えてるよ。」と。
私は「え??私、高校3年間1度も彼氏いたことないよ。まぁ、キャプテンとは同じクラスだったけど。」と話すと「そうなの??くっそーやられた〜。キャプテンさ、彼女って否定しなかったうえに、めっちゃドヤ顔だったんだよ〜。あームカつくわ〜、、、絶対そっちのこと好きだったと思うんだよなぁ。ていうか、俺、同じ人に2回一目惚れしてるんだな。2回目は実って良かった〜」と。
その話を聞いて、運命的だなぁと感慨深くなりました。
ちなみに、同じクラスのキャプテンに卒業後告白されたことは彼がヤキモチ妬いてしまうので秘密です。
written by ハル
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基本愛情表現を表に出さない淡白な彼氏(旦那になりました)と付き合ってます。その反面、たまに見せる愛情表現のギャップが激しいので、主にそのやり取りをエピソード化してます。漫画にして頂ければ光栄です。宜しくお願いします。