夢を叶えたかった

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私は小さいときからなりたかった職業がありました。高校卒業して、バイトをしながら専門学校に通い、日々、夢を叶えるべく勉強。
そんな時、バイト先の先輩と付き合うことになり、晴れて初めての彼氏ができました。彼はとても優しくて私が初めての彼女ということもあり大切にしてくれました。最初はとても嬉しくて浮かれていたのですが、学費を無駄にしてはならないと思い勉強漬けの毎日。そして、バイトをやめて本腰をいれ、就職試験まであと3ヶ月というところで、彼から、俺との時間よりもそっち優先なのはどうなの??言われ大喧嘩に。彼との時間は、2日ある休みの1日は彼と過ごしていたし、学校が終わったあと最低1時間は逢いに行ってたりと私なりに考慮しているつもりでした。しまいには、どうせ落ちるよ。その職業は難しいんだから。と。
それがとても悲しくて、ずっとそう思いながら私と過ごしてきたのかなぁとか、恋愛と勉強を両立してきたという自信を打ち砕かれ、自分という人間に自信がなくなってしまいました。彼は私の夢を応援できないと悩み、私は夢を諦められず、最終的に彼とお別れすることになりました。辛くて、就職試験なんて投げだそうと何度も思いましたが、自分が選んだ道を後悔したくないと必死にすがりついた結果、私は夢だった職業につくことが出来ました。
別れた彼は、その後の私を知ることはありませんが、当時の彼にはとても感謝しています。

written by ハル

エピソード投稿者

ハル

女性 投稿エピ 21

基本愛情表現を表に出さない淡白な彼氏(旦那になりました)と付き合ってます。その反面、たまに見せる愛情表現のギャップが激しいので、主にそのやり取りをエピソード化してます。漫画にして頂ければ光栄です。宜しくお願いします。