夏の思い出

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高2の時、付き合っていた彼と地元の夏祭りに行った。
私は彼に手を繋いで欲しくて、でも自分からなんて恥かしくて出来なくて、せめてもと巾着袋を持ち替えたりしながら彼側の手を空けていた。
それでも彼は手を繋いでくれなくて、残念に思っていると花火が上がる時間になっていた。
私たちは花火が見やすいところに移動し、花火が上がるのを待っていた。
いよいよ、花火が始まって一発目の花火がドーン!と上がった時、彼に手を繋がれた。
え!と私が言って彼を見ると、花火綺麗やなと彼は笑った。
うん、めっちゃ綺麗と返しながらも私の意識は完全に彼に持っていかれて、花火になんて集中出来ないくらいドキドキしていた。
彼に好きって伝えたくなったけど、言葉にするのは恥ずかしくて出来なかったから、ただ彼の手をぎゅっと握り返した。

written by 翔音

エピソード投稿者

翔音

秘密 投稿エピ 7