止まらないアプローチ

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中学生の時の後輩の男の子のお話です。私は中学の1年生の時女子バスケットボール部に入部しました。毎日部活ばかりで大変ではありましたがとても充実していました。1年後、男女バスケットボール部にたくさんの新入部員が入部して来ました。その中の1人の男の子、だいきくんがとても私のことを頼りにしていてくれたため、私も一生懸命教えてあげたり、相談にのったりしていました。そして更に1年後、私は部活動も引退し、中学を卒業をした後、だいきくんと何気なくLINEでのやり取りをしている時、突然俺と付き合って、と言われました。私はビックリしてしまい、笑って流してしまいましたが、勇気を出してくれたのにちゃんと答えられなかったことをすごく後悔しました。しばらく彼からの連絡はなかったのですが、半月程たった離任式に参加した時に一通のLINEが来ました。
「俺の名札だけでも貰って欲しい」
たったこれだけでした。私は男子バスケットボール部の部室の前にいってドアをノックすると音がしなかったので彼を探しに行こうとして体育館を出ようとしました。すると後ろから「なつき!」と呼ぶ声がして振り返るのと同時に名札が飛んできました。それを慌ててキャッチした後に彼の顔を見るととびっきりの笑顔で「またな」と言ってくれました。告白に真剣に答えてあげられなかった事実は変わりませんが、心がスっとしました。それから3年たった今でも、彼からのLINEでのアプローチは終わってません。

written by まる

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まる

女性 投稿エピ 4