高校の合否発表と共に、私の恋は終わりました。私は2年生の1学期終わり頃に、クラスも離れているのにも関わらず話してくれる彼が、その時は私は彼氏が居ましたが、どこか彼氏とは違う特別な存在でした。そして、マンネリ化が進み、彼氏と続かなくなり、別れてしまいました。そんな混乱が続いている時も、彼はよく話をしに私のクラスへ来てくれました。彼のおかげで、混乱はすぐに安定し、私は彼のことが好きになりました。そして3年生のクラス替え。クラスが一緒になり、彼と話しているうちにもっと好きになりました。ペンを渡す時に指が当たったり、彼に何かを頼まれる、そんな些細なことにもドキドキしていました。友達や先生に「付き合っているんじゃないか」と聞かれたこともありました。そのくらいの仲の良さでした。何度も告白しましたが、私は何度も振られる一方でした。そして友達とそれから彼と遊ぶ約束をしていた日、待ち合わせ場所まで彼と行き、今までの告白は手紙、電話でしたが、手段を変え、思い切って直接告白しました。返事は高校の合否発表の時でいい。落ち着いてからの方がいいんじゃないかと思い、私は彼にそう伝えました。そして合否発表の日の夜、「ごめんなさい。」と一通のメールが彼から送られてきました。私は「そっか」と送ってそれからどうでもいい会話を彼に持ち出しました。そこから普通に何事も無かったかのようにやり取りをしましたが、私は涙が止まりませんでした。心に穴が空いたようで、何も考えられませんでした。彼とは高校は離れます。通勤時間も違うので、またばったり会うようなこともありません。クラスの打ち上げの際にも会いましたが、彼は普通にいつも通り接して来ました。前までの私は「普通に接してくれて嬉しい」と感じていましたが、その時は、とても表せないくらい悲しかったです。結果的には残念な結末でしたが、楽しく幸せだった彼と過ごした日々、彼に恋をし、彼から学んだことは、決して忘れることが出来ません。次に会うのは成人式の日です。また会うその日までに、私は彼の方から告白される勢いまで自分磨きを必死に頑張り、彼を見返したいと思います。
written by m
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