永遠の憧れ

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その人とは大学生の時アルバイト先のカフェで出逢いました。3つ年上で知識経験共に豊富な人懐っこい人でした。人見知りな私にもすぐに声をかけてくれました。お世辞にもイケメンとは程遠い人でしたが関わるうちにどんどんかっこよく見えてきて気がつくとシフトが被った日はいつも一緒に帰るようになっていました。そして分かれ道にあったコンビニ。そこでいつも日付が変わるまでおしゃべりし、電話もするように。しかし、3月に彼は就職と共にアルバイトを退職しました。彼に好きな人がいることを知って告白は出来ないままでした。
彼が退職した1週間後いつもおしゃべりしていたコンビニは潰れました。そこであぁ私の恋は終わったんだな、と実感が湧きました。
でも実は2年経った今でもたまに連絡を取ります。デートの約束はいつも台風や大雪に見舞われ実現したことはありません。多分今後もデートができることはないけど彼は私の考え方の変化や視野を広げるきっかけをくれた尊敬する先輩です。きっとこの恋は叶わなくても彼は永遠の憧れの存在なんだと思います。

written by ほの

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ほの

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