当時17歳だった私にはバイト先で出会った5歳年上の彼氏がいました。1年くらいずっと片想いをして、ようやく付き合えました。
私は高校生、彼は大学生とバイトの時しか会えず、なかなか毎日会えなかったのですが会えない時間が不安な私は、彼に『交換ノートをしない?』と提案してみました。
快くOKしてくれた彼と特に期限などは決めず、書けるときに書き、会えたら渡すという風にまったりとやり取りをしていました。内容はその日にあったことだったり、こんなに好きだよというような他愛もないかんじでした。
1年ほど続け、私は高校卒業、彼は大学を卒業し就職というタイミングで彼が地方に配属になり遠距離恋愛が始まりました。
3月下旬、彼がいよいよ配属先に向かう前『今日でしばらく(交換ノートは)お休みだね。恥ずかしいし、俺が行ってから読んでよ。』といつもの交換ノートを渡され、新幹線のホームで泣いてしまった私は家に帰って読んでみると、いつもは半ページくらいしか書いてない交換ノートに2ページ分いままで私と付き合ってこんなに幸せだったとか、遠距離になるけど頑張ろうとか、私が20歳になったら結婚しようとか書いてありさらに泣きました。
結局、お互いに進学・就職で違う環境になったり、遠距離が上手くいかなかったりと色々な原因で別れてしまいましたが、今でもその交換ノートは私の手元にあり、ふと眺めては少し切ない気持ちになっています。
written by けー
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