恋に落ちるという意味

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部活終わりで外が真っ暗、体育館だけが電気が付いているとき。仲良い男女4人で後片付けを終え帰ろうと出口に向かったら急に男子の一人に電気を消されてしまった。私は怖くなってしゃがんでしまった。その時は周りが何も見えなくなるくらい暗かった。そしたら一緒にいた男子が「大丈夫だから!俺ここにいるよ」と手を差し伸べてくれた。ようやく目が慣れてきて男子の差し伸べてくれている手が見えた。その手を見た途端、泣きたくなるような安心感を感じた。それと同時に、「あ、恋に落ちる瞬間ってこういうことか。」と妙に落ち着いた自分がいた。今まで私は徐々に好きになっていくタイプだったので、初めて恋に落ちる瞬間というのを知った。結局そのあと、手を取ろうとした時隣にいた女友達が同じタイミングで支えてくれたので手は取れなかったが、私はずっと怖さともう一つの感情で心がドキドキしていた。その帰りの電車の中、部活仲間を好きになってしまった戸惑いで押しつぶされそうになったものの、次の日の部活ではっきりと好きだと自覚してしまい気持ちを抑えきれず、放課後電話して告白した。すると彼に「一年前からずっと好きだった」と言われ付き合うことになった。

written by しゅか

エピソード投稿者

しゅか

秘密 投稿エピ 1