スイーツ好きな後輩君

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これは、私が中学生の時のお話です。

私の所属していた部活にはとある後輩君がいました。彼は子犬みたいに明るくて、よく私に話しかけてくれる笑顔の素敵な子でした。

そんな彼と私の共通点はスイーツ好きなこと。
よく2人でオススメのスイーツを紹介しあう。
それだけの関係でした。

ある日、私の近所に美味しいメロンパン屋さんが出来ました。学校に着いてすぐに彼に伝えると、
「ホントですか!?じゃあ先輩、今度行きましょう!」
とのお誘い。2人で出かけたことは今まで1度もないので少し戸惑いましたが、彼の熱意に負け、一緒に行くことになりました。

約束した日はテスト期間だったので、受験生の私を気遣ってくれたみたいで、午前中だけ出かけることになりました。
かなり並んでいましたが、何とかメロンパンをゲット。メロンパンを頬張る彼の笑顔は最高でした。

その日の帰り際、
「美味しかったね〜」
なんて話をしていると、突然彼が立ち止まり、真剣な顔に。
「先輩。僕、甘いものすきな女子みたいで、頼りないかもしれませんが...、何かあったら先輩のこと守るので、僕のこと男としてみてください。」

実は恥ずかしがり屋な彼。これが精一杯の告白だったそうです。
今では2人とも中学を卒業し、別々の高校に通っていますが、今では頼りになるカッコいい彼氏です。

written by まるん

エピソード投稿者

まるん

女性 投稿エピ 1

まるんといいます。 1つ年下の男の子とのお話をあげてます。