初めてのデート。君から誘われたのがとても嬉しくて、友達に相談して浴衣を着ることにした。
どんな反応してくれるかな?
髪、変になってないかな?
待ち合わせの時間まで心配事が絶えない。
待ち合わせ場所にいくと制服姿じゃない私服姿の君がいた。
君は少し照れているように見えた。ちょっと驚いてもいたかな。
「じゃあ、行こうか」そう言って隣を歩いてくれた。
初めて見る花火は、君のことが気になってしょうがなくて、どんな会話をすればいいのかもわからなくて困った。
「そこからちゃんと見える?」そう言って、私より背の高い君は気にかけてくれた。
この瞬間が幸せだなって思った。
来年も隣で見ることができたらいいなって思った。
人ごみの中、はぐれないように君の横を歩いた。
君は私がついてきてるか気にしながら、時々私を見てくれた。
隣にいたけど、手を繋ぐのは恥ずかしくてまだできなかった。
表情を見るのが恥ずかしすぎて、前ばっかり見て歩いてた。
時々、横を歩く君の横顔を眺めながら"好き”って思った。
恥ずかしくて言えないけど、君の隣にいたいのです。
written by keramm
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