これは今でも思い出すエピソードです。
彼とは幼稚園、小学校、中学校の全て同じクラスで部活も一緒。ノリも合っていて隣にはいつも彼がいました。当時の私は恋愛などイマイチ分からず仲のいい友達としか見れてませんでしたが、中学2年の冬に些細なことですが意識する出来事がありました。
その日は冬で気温も低く、私は席に座って寒い寒い呟いていたのですが、彼が突然「これ使えよ!昔から寒いの苦手だろ」と言ってカイロを投げてきたのです。ありがとうとお礼を言いましたが、まさか何気なく話していたことを覚えていたとは思わず、嬉しくなりました。
それからは、今までの感情との変わりが速かったです。ふとした仕草にカッコいいと思うようになり、手助けしている姿にトキメキを覚える。好きになるのに時間はかかりませんでした。好きになって半年が経ち卒業まで残り1ヶ月くらいの時。いつ頃告白しようか?と考えていると、彼からメールが。開いてみると[念願のカノジョができました!]との文章。あぁ失恋したんだと思い涙が溢れましたが、友達の慰めによって立ち直ることができました。
はじめての恋は甘くありませんでしたが今でも私の心に残る初恋です。
written by しゅか
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