中学3年生のとき付き合ってると勘違いされるほど仲のいい男友達がいました。私は密かにその友達のことを片思いしていました。その友達とは毎日LINEをする中で、毎月の席替えのとき今度こそは隣がいいな!とかお前の隣がいいって言ってくれてました。美術の時間は唯一の隣の席で絵が下手な彼と上手な私で笑いながら下手〜とか言いながら楽しくわいわい授業をしていてうるさすぎて先生に怒られたりしてました。私の好きアピールが強すぎたせいかほかの友達にはバレバレで両思いなんじゃない〜?とか冷やかされてました。体育祭のシーズンで彼から組が一緒だったらペアダン一緒にしようね!っと言ってもらえてきゅんきゅんでした。そしたらまさかの同じ組で、彼は組長だったので俺とこいつペアダンな!って言って一緒にペアダンをすることになりました。好きな人と手を繋いだりハート作ったり肩合わせたり最高の時間でした。
3月にこのまま片思い終わるのは嫌だなと思って卒業式が終わって恥ずかしさのあまりにあなたのこと前まですきだったんだ〜としか言えませんでした。その時彼は戻ってこん?と言っていたけどその時の私はもう振られたと思いその言葉の意味を理解できませんでした。
高校生になって、同じ高校だったので中学の時みたいにまた付き合ってると誤解されたらもし彼に好きな人が出来た時に悪いし、彼はみんなに人気だからもう私なんかいらないかな、と思って彼とLINEするのも話すのも辞め、彼を好きでいることをやめようと思いました。それから10ヶ月ほどたってたまたま合同授業のペアが私と彼で、私から無視してたしどうしよう、と思ってたけど彼は前と同じように接してくれて、よう!久しぶり!元気だった?と言ってくれてまた中学生に戻ったみたいに話してとても楽しかったです。話しててあー、やっぱまだ好きだなっと思って言わなきゃ!と思いLINEで、実は、私あなたの事が中学生の頃から今までずっと好き。と告白したら俺もずっと好きだったと言ってくれて、付き合うことになりました。最初は誰が見てもラブラブと思うようなバカップルで毎日の寝落ち電話、LINE、登下校、すごく夢のようでした。でも付き合って1ヶ月になって彼の態度がおかしくなって、一日LINEが帰ってこない時があったり今日一緒に帰れないと言われたりして、しょうがないかなと思ってたけどやっぱり辛くて、不安で彼に正直に言って。私のことどう思ってる?と聞くとごめん。といわれ、終わったと思いました。理由を聞くと、好きなのは中学生のときで今は違ったらしいです。私が彼のためと思って話さなくしたのが悪かったのです。私は、なんで話さなかったんだろう、なんで無視したんだろう、なんで戻ってこん?の意味を理解することができなかったんだろう、と自分を殺したい気分になり、泣いて泣いて泣きまくりました。嫌いになられたわけじゃないから嫌いになれないし、体育の時間が一緒だったので、見る度にあー、好きだな、とずっと目で追ってました。
諦めようと決心したとき彼から元気?とLINEが来て今更なんなん?と思ったけどやっぱ嬉しくて、好きということを隠して中学生に戻ったように毎日LINEしました。でもなんで急にLINEしてくれたのか気になったから、ふざけて私の事恋しくなっちゃったの〜?と言うと変わらないね。このキャラ好きだわといわれて嬉しくて、でももうこの恋は叶わないからもう諦めようと本当に思って彼に実はね私振られたからもずっとすきだったんだ。と言うと答えはやっぱり、ごめん。でした。でも前みたいに気まづくならんで話そうな!と言ってくれました。
その日からもずっとLINEは続いていますし、彼は私の友達以上恋人未満です。とても大切な友達です。彼にもし恋人ができたとき今の私なら笑顔で幸せを願うことが出来る気がします。
written by 瀬恋
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