言えなかった後悔

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中学生の時の時の思い出です。
彼は同じクラスの子でした。クラスを引っ張ってくれる野球少年で、先生やクラスの生徒からも好かれていました。
そんな彼に、1学期から好意を抱くようになりました。同じ班になったり、あだ名で呼んでくれたり
、些細なことでも嬉しかったのを覚えています。
その頃はガラケーでメールもしたことがありませんでした。好きな気持ちはあるものの、告白まではいきませんでした。

しかし、3学期になったある日友達から彼が遠くに引っ越す事を聞きました。でもその引っ越す話を彼とすることもなく、日が経ち、、、

ついにクラスのみんなに公表した日。
どこに引っ越すのかクラスでその話で盛り上がり、黒板に引っ越し先の住所を書いたりしてましたが、メモをする勇気もなく、、、

3学期の終業式の日。
彼はクラスのみんなに手紙を書いてくれました。
放課後友達と手紙を開いてみると、思い出話を綴ってくれた後に
「俺のことを忘れんなよ!忘れたらしばくぞー!」と書かれていました。しかも、可愛い101匹わんちゃんと、たくさんの?がデザインされた用紙でした。
他の子達の手紙はハートマークなどない普通のお手紙で、、、
これはもしかしたら好いてくれてる?!と
期待しちゃいましたが、
結局告白することもできず、彼は引っ越してしまいました。


十数年が経ち私は結婚しましたが、
今もなお胸の奥にモヤモヤっとあの時の気持ちが蘇ることがあり、あの時告白しておけば良かったなぁと後悔しています。
あの甘酸っぱい気持ちは、青春の思い出として大切にしまっておきます。

written by みれこ

エピソード投稿者

みれこ

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