今でも忘れられない初恋 (短編版)

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※以前の投稿エピソード「今でも忘れられない初恋」で書きそびれたお話です。

私は中学1年の頃、入学式で初めて会った男の子に一目惚れをしました。彼と私は出席番号が前後だったため、席も前後、生活班も一緒と初めから何かと関わる機会も恵まれていました。
学校生活が始まって分かったことは、彼はとても美形で頭が良くて学年中の女子が常に会いに来ていたこと、クールな性格のため会いに来た女子に全く目を向けていなかったこと、そしてかなり毒舌であることです。
しかし、私は "そんなことお構い無しよ!!" 精神の持ち主だったため、毎日毒舌な返しを受けながらも猛アタックしていました。
入学式から1ヶ月ほど過ぎた頃、英単語テストの返却があり、恥ずかしながらも私は半分も取れていませんでした。それなのに、そのテストを偶然後ろを向いた彼に見られてしまいました。私は彼に幻滅されそう…と心配になりうつむいていました。ところが彼は「なぁ、jom(ジョム)って何?笑」と笑い出しました。改めて見てみたところ、「jam(ジャム)」のスペルを「jom(ジョム)」と書いていました。私はますます恥ずかしくなり、顔も赤くなりました。しかし彼は「お前ってほんと天然な!いつも俺に毒吐かれてもめげないし!笑」と言って頭をクシャっとしてまた笑ってくれました。これが私に対して初めて笑顔を向けてくれた瞬間でした。彼のことがもっと気になり好きになり、もっと仲良くなれたらいいなと改めて思いました。

written by 彩り野菜

エピソード投稿者

彩り野菜

女性 投稿エピ 5