親友から恋人へ

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私と彼は高校1年生の体育祭の実行委員がきっかけで仲良くなりました。一緒に帰ったり2人で勉強会をするぐらい仲が良かったのですが、高校2年生になって間もないとき彼に彼女が出来ました。またその彼女が嫉妬しいなので、変に勘違いされるのも嫌だったので彼とは関わらないようにしました。
1年以上喋らず高校3年生になり私は10月に誕生日を迎えました。すると彼からお誕生日おめでとうとお祝いのLINEが来ました。話していくうちに1か月前には別れたということが分かり、自分の中で「別れてくれて嬉しい」という気持ちが芽生えたことから、私は知らない間に彼のことを好きになっていたことに気付きました。
そうと分かってからは彼に振り向いもらうために、こまめにLINEをしたり電話をしたいと行ったり、学校で受験勉強をしている場所まで行ってお菓子を渡したりなど猛アタックをしました。
そんなことを続けている内にあっという間に卒業式を迎えてしまいました。私はまだ諦めきれず卒業式で彼と写真を撮るために声をかけ無事撮ることは出来ましたが全く進展はありませんでした。
その卒業式から2週間後ぐらいに、彼から「今日良かったら晩ご飯行かへん?」とメッセージが来て、「もしや、これは告白か?」と思いましたが脈があるようには思えなかったので、ほぼ諦め状態でご飯に行きました。
案の定何もなく解散の時間になり、お互い駐輪場が逆の場所だったので店の出口で解散と思っていたら彼が「駐輪場まで送るわ」と言って送ってくれました。すると、そこで彼が急に黙り込んで「何?どないしたん?」と私が聞くと、「お前のことが好きや。俺と付き合ってくれへん?」とまさかの告白をしてくれました。私は信じられなくて「嘘やろ?え?ほんま?」と動揺しましたが、泣きながら「お願いします」と言うと、優しく抱きしめてくれました。
そんな彼とは今も付き合っていて、お互いに就職の時期を迎えています。支えあって頑張ろうと約束し、幸せな日々を送っています。

written by とも

エピソード投稿者

とも

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