君ではない彼と。

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恋の終わりは『苦しくて、切ない』いつも待ち合わせしたコンビニに君の車は無くて、嬉しい事があった時に伝える事もできない。ただ、君と別れてから泣いた事もない。苦しくて、切ないのに涙は出てこなかった。君からもらった石鹸でできた花束も、ピアスもネックレスもしてないからどんどん霞んでいく。君にはすぐに彼女ができた。それを聞いて私の彼ではなくなった実感が湧いた。
君と行ったデート場所をふと通った時に虚しさが胸を埋める。隣には君じゃない彼が居るのに。君を忘れられない彼とは直ぐに別れてしまった。
私は今、君との思い出が溢れすぎていて、身動きが取れない。この思い出を胸が苦しくなる事がなくなった時初めて君の事を思い出にできるのだと日々実感している。私にはまだ、君との苦しい思い出が必要みたい。いつか『出会えて良かったと。』心から早く思いたい。そう思いながら今日も私は君の面影を探してしまう。

written by いのり

エピソード投稿者

いのり

女性 投稿エピ 4

大学4回生になります。 私の思い出をエピソードにできたらいいなと思っています。