切ない恋

コンテンツ名とURLをコピーする

当時私は中学1年(現中2)で、テニス部に所属しています。
私の片思いだった2個上の先輩(現高1)もテニス部に所属していました。


中学のテニスは基本中学生が審判をします。
その日の練習は雨上がりということもあり、審判が座る審判台が濡れていました。
その時私はタオルなどの拭くものを持っていなかったので、審判台に座らず、下で審判をしていました。すると、先輩がタオルを貸してくれたんです!それがあって、私は先輩に片思いしました。

私と先輩は同じ図書委員会だったので、先輩が部活を引退した後も、図書室でよく見ることがありました。それが、私にとっての毎日の幸せでした。しかし、恥ずかしくて話せませんでした。

先輩は無事に公立高校に合格し、先輩の卒業式に私は想いを手紙で伝えることにしました。
私の学校では毎年、卒業式の卒業生退場の時に花道を作るという恒例があります。そこで卒業生に手紙や花を渡せるので、そこで手紙を渡そうと思いましたが、先輩の前になると思いを伝えられず、小さな声でおめでとうございます、としか言えませんでした。

今はもうあまり会えなくなってしまったこともあり、先輩への気持ちはあまりありませんが、たまに中学校にテニスをしに来てくれて、嬉しくなります。そして、私の今の目標は、来年の高校受験に向けて先輩と同じ高校に受かることです!

written by mio

エピソード投稿者

mio

投稿エピ 1