一年後、同じ場所へ

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初めての彼氏とのお話です。

高校1年生の頃、高校のある場所で毎年秋にお祭りがあり、私は友達と初めてその祭りに行きました。一通り屋台を出た後、駅まで行くと、一緒にいた友達が、向かってくる男の子に声をかけ、挨拶していました。

その男の子は友達の中学の同級生で、仲が良い男友達だそうです。
その彼は顔立ちが綺麗でスラっとしていて、モテそうな人でした。(後で彼と同じ高校の人に聞くと、実際にモテて、色んな人からの告白やアプローチを受けて断ってたようです。)
全てが普通レベルの私とは釣り合わなさそうだなと思いました。


それから時が過ぎ、高校2年になり、当時流行っていたSNSを始めました。色々な人と友達になり、特にある人との掲示板でのコメントのやり取りをするのが楽しくなっていました。

その話を友達にすると、その、相手があのモテそうな男の子だという事が判明しました。

びっくりしました。もっとクールなタイプだと印象付けていたのに、面白くて気さくで想像とは真逆でした。

友達がちゃんと紹介してくれることになり、メールアドレスを、交換し、メールでのやり取りに変わりました。


しばらくやりとりをしていき、彼のことが気になっていたので思い切って私から会ってみたいと話を切り出し、1年前に友達と行った祭りに2人で行くことになりました。

お祭りはお互い緊張しましたが、すごく楽しくてあっという間に時が過ぎました。修学旅行でお土産を買ってきたと言われて、可愛いキーホルダーを貰いました。
お土産まで貰い、会話が楽しくてずっと笑顔でいられて、顔もでしたが、気遣いと彼の性格も全部好きだと確信しました。

その後2回目のデートに誘われ、一通りお店を回った後にプリクラを撮ることになりました。最後の撮影で突然肩を寄せられました。男性とこんなに距離が近いのは初めてで頭が真っ白になり、今何が起こっているのか分からなかったです。

その後にバス停で待っている間に「俺と付き合ってほしいです」と告白され、付き合うことになりました。両思いと言うことも初めてで、嬉しくて仕方なく、しばらく気持ちが落ち着かなかったです。


因みに、お祭りで神社にお参りに行った際、お互い何を願ったのか聞いたところ、2人とも「付き合えますように」だったようです。


彼とは卒業に合わせて別れる事になりましたが、漫画のような恋愛をさせて貰えて感謝しています。大学生になり、別々の学校だったにも関わらず、度々すれ違ったり、新幹線の同じ車両にいたり、偶然会う事が多かったです。

まるで運命の様な出会いでした。

written by 向日葵

エピソード投稿者

向日葵

女性 投稿エピ 4