ジャスミンの花束を私に差し出し彼はこう言います
彼「あの時はごめん。これから話すこと信じれないと思う疑うと思うでも聞いて欲しい」
と言って話し出したのは
いつしか彼の友達が言っていた
私を振った理由についてでした。
私は思わず本当だったんだと呟きました。
そして彼は続けます。
「○○この3年間もし辛い思い悲しい思いしてたならごめん。そばにいてあげれなくて本当にごめん。もし許してくれるならもう一度チャンスをください。一緒にいれなかった3年間、そしてこれからを俺と一緒に歩んで貰えませんか?」
プロポーズのような言葉に私も思わず
涙がこぼれました。
しかしその時の私には
彼と一緒にいなかった3年間を共にした
大切な彼氏がいました。
その彼氏とは離れることなど1ミリも考えてませんでした。なにより私が彼と別れて引きずって
ボロボロだった私に光をさしてくれた
とっても大事な人だったからです。
私は彼に泣きながら伝えました。
「ねぇ遅いよ待ちくたびれたよ。**と別れてからも考えない日なんてなかったくらい本当に大好きだった。でもねその気持ちを知った上でそばにいてくれた大事な人が今の私にはいるんだ。その人と別れることは考えられない。だからごめん。気持ちに応えられない。」
泣きながらだったのできっと
説得力なんて1ミリもなかったと思いますが
しっかり伝えました。
彼「うん。知ってるよ話は聞いてるからでもねそんな泣きながらだと諦めるもんも諦めらんないでしよ」
と彼は言いましたが
私の応えは曲げません。
とうとう折れた彼が
「もういいよ!じゃぁ友達としてよろしく」と。
私もその時の彼氏も結構束縛とかなく自由に
やっていたので断る理由もなく
しかしこうやって元カレと会ったのはさすがに
彼氏に秘密には出来ないと思い
彼とバイバイしたあと彼氏に電話しました。
夜中でもいつも出てくれる彼氏。
「ごめんね寝てた?」
と私は全てを話します。
嬉しかったこと泣いたこと
でも断ったこと。
すると彼氏は今から会える?と。
怒ってるのかなと思いながらも
会いにいきました。
「俺はね**(私名)が好き。めちゃくちゃ大好き。だからこそ自分の本当の気持ちから逃げないで欲しい3年ぶりに会って少しでも戻りたいって思ったならその気持ちを大切にして欲しい。○○(彼名)の事忘れられてないのわかって付き合おうって伝えたのは俺だからだからもし万が一再会なんてあったら俺は背中を押すつもりでいた。ねぇお前は今誰が好き?誰が頭ん中いる?」
彼氏の驚く発言に私も止まります。
「分からない。でも**(彼名)と再会してどうして今なの?なんで?遅いよって思った。」
話し続けようとする私に彼氏は言葉をかぶせて言いました。
「うん。この3年間お前が俺を好きでいてくれたのはちゃんと伝わってる。分かってる。だから自分の気持ちに正直になってここで終わっても俺はずっとそばに居るでもあいつは?お前が断ったらそこで終わりだよ。」
その時の彼氏の気持ちを考えると
きっと複雑で自分勝手な私に腹立つことも
あったかもしれません。
でも彼氏の一言で私も動き出すことが出来ました。
「終わらせたくない。**と終わらせたくない。もうあんな辛い思いしたくない」私は泣きながら伝えました。
「だったら答えは決まってるよね行ってきな」
その一言で私は携帯を握りしめて走り出しました。
息を切らしながら携帯で彼に電話をします。
彼「え?どした?走ってんの?大丈夫?誰かに追いかけられてるの?」
私「ばか!あほ!この自己中!まだ忘れられてないに決まってるじゃん。この先またあんたといれるなら一緒にいたいに決まってるじゃん」
私は自分でも引くほど支離滅裂だったと思います。
彼「とりあえず今すぐ会いに行くどこ?」
私「あんたんちの近くの公園」
彼の家の近くの公園のブランコに腰掛け
彼が来るのを待ちました。
彼「お待たせ!とりあえずこれ飲んで落ち着いて」
と温かいミルクティーを渡されました。
落ち着気を取り戻した頃
私は勇気を振り絞って言おうとしました。
彼「待って!いーよ俺から言う。」
彼「俺が前に進むためもう一度伝えさせて。
お前のことがあれからもずっと大好きです。
めちゃくちゃ惚れてます。でも前に進むため俺のこと振ってくれ!!」
それはいつしか私たちが付き合ったときの
言葉でした。
語呂は多少なり違うものの
懐かしさでいっぱいでした。
「ばか。振らないよ。大好きです」
そうして私たちは3年越しに再会し
より戻すことになりました。
そして現在大好きな彼は旦那さんに。
子供3人に囲まれてとっても幸せに暮らしてます。
私の背中を押してくれた元彼には
感謝しかありません。
その元彼も今じゃ結婚し1人のパパをやって
とっても幸せそうに暮らしてるようです。
written by M
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