3年越しの再開は大人になってから①

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長くなるので何個かに分けます。


中学3年生の夏私には好きな人がいました。
顔も良ければ頭も良し、
だからといって女関係の悪い噂は一切なし
そんな彼が好きで仕方なかったのですが
ライバルも多いこと親友と被ってたこともあり
諦めかけてました。
でもなかなか諦めきれずにいて
好きな人ととも私とも仲の良い男の子に
相談に乗って貰う日々でした。
ある日好きな人が私の親友を好きという噂がでて
2人は両思いなんだなと落ち込んでる時
相談相手の男の子から電話がかかってきました。
彼はこの噂を聞いて私が落ち込んでるんではないか
と心配で電話をしてくれたようでした。
私は何事もないように電話に出ました。
「噂のことでしょ?知ってるよー!
でもこれで諦めきれるから良かったのかな」
私はそう言って気にしてないふりをして
電話をしていました。
これ以上男友達の声を聞いてると泣いてしまいそうだったので一刻も早く電話切ろうとした時
「あーなんか散歩行きたくなってきたわ。少し外出れる?ちょっと散歩付き合ってよ15分後にお前ん家近くの公園で」と言って一方的に切られました。
行きたいといったら嘘になりますが
誰かと一緒にいたい気持ちもあり私は支度を始め
彼の家は遠いこともありまだ着いてないだろうなと
思いながらも公園に向かいました。
「え?早くない?10分もたってないけど!」
なんとそこには既に男友達がいました。
「よ!まー近くに来てたからね(笑)」
といたずら顔で笑う彼に私も笑みがこぼれ
「めっちゃストーカーじゃんこわー笑」と
冗談も言ったりして会話を楽しんでましたが
好きな人の話になり我慢してた分
なにか切れたように私は涙が止まらなくなりました
その時。。彼の着ていたパーカーが頭から私を覆い
肩を引き寄せて彼はこう言いました。
「そんなに泣けるくらい好きになって貰えたあいつは幸せだな。そして人の為にそれだけ泣けるお前もすげーと思う。よく頑張ったなでもなんだろなー俺は
あいつが羨ましい。」意味深な発言に私も涙が止まり
彼を見あげました。
「俺じゃダメかな?こんなタイミングで言うつもりなかったんだけどさ止まんないから聞いてお前が好き。
強がりなのに弱虫なのも人前で泣かないくせに俺の前だけ泣いてくれるお前も全部好きだよ」真っ直ぐ私を見つめる彼
「いや待って失恋したばっかだしそれずるくない?
うちそんな簡単に忘れらんないし、こんな中途半端に
**の気持ちに答える事は出来ない」
と私は断りました。

written by M

エピソード投稿者

M

投稿エピ 8