緊張の瞬間

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高校初の体育祭。
うちの学校では1年生の学年種目として、クラス男女混合で21人22脚があります。
初めはみんな恥ずかしさからか「えー、嫌だ〜」などと言っていましたが、練習を重ねるに連れ、どんどん乗り気になってきました。
そして私はとゆうと。クラスに好きな男の子がいます。
彼はサッカー部で1年生からスタメン入り。面白く優しい性格から女子からの人気もすごく、なんでも出来る人でした。
そんな彼とは仲が良く、好きと気づいた頃には「もう友達としか見てもらえてないんだろうなあ」と半分諦めていました。
そして体育祭の21人22脚の並ぶ順番を決める時。
たまたま好きな人と隣になれました。
本番直前、足にゴムチューブを巻き付け肩を組む時。
彼の方から「思ったよりちっちゃいんやな〜」とはにかんだ笑顔で言われ、緊張でそれどころじゃなかった私は小さな声で「うるさいわ。。」とだけ言って反対向いたら、
「ごめんて、頑張ろな」と頭を持って彼の方に顔を向け、またはにかんだ笑顔でゆってきました。
「うん。」とだけ言ってスタートしました。
「1.2.1.2...」でゴール!なんと1位!
あまりの嬉しさに忘れて「いえーい!」とハイタッチを彼に求めていました。
そして我に返って「あ、なんでもない。」と手を戻そうとした時、彼が
「やったな!」とハイタッチしてくれました。
隣で歩いてるだけでドキドキが止まらなかった体育祭。
すごくいい思い出です。
そして今、そんな彼とは彼からの告白でお付き合いさせて頂いてます︎☺︎♡

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秘密 投稿エピ 3