中学三年生の頃の話です。同じクラスに明るい盛り上げ役のスポーツマンの男の子がいました。それまであまり意識したことがなかったのですが、同じクラスで仲良くなってからとても彼がキラキラして見えて、気がついたら好きになっていました。
それから、6月。修学旅行で同じ班になり、もっと仲良くなっていきました。修学旅行中は、新幹線で隣の席に座ったり、お菓子のおまけをくれたり、私が配布された切符を無くしてしまった時に新しいのを買ってくれたりと、とにかく胸キュンなことが沢山ありました?
夏休みに入り、彼と会えない分ラインで連絡を取るようになりました。私は彼の好きな人が気になったのでラインで聞いてみると、「はなが好き〜」と帰ってきました。とても嬉しかったのですが、よくよく話を聞くと冗談で、内心ガーンと思いながらも、私は冗談でもいいから自分の気持ちを伝えたくて「わたしも好き」と送りました。しかしもちろん冗談にしか思われず、それからは冗談で好き好き言い合って毎日沢山ラインをして、友達以上恋人未満のような関係になっていました。
それから夏休み明けに学校で久々に顔を合わせました。するとなんだがお互い恥ずかしくて気まずくて、それまでは沢山会話をしていたのに、全然話せないまま数日が過ぎました。
わたしはこのまま気まずい関係のままじゃ嫌だ!と思い、夜家に帰って、勇気を出して彼に電話をかけました。
彼「もしもし、どうしたの?」
私「あの、、わたし本当にりょうた(仮名)のこと好きで、付き合ってほしいって言いたくて電話しました、、」
彼はしばらく無言になったあと、
「ありがとう。ちゃんと電話で言ってくれてえらいね。こちらこそよろしくお願いします。」
と言ってくれました。
彼も徐々に仲良くなっていくうちに、本気で好きになってくれたそうです。
冗談の好きが本気の好きに変わった日でした。
それから一年ほどお付き合いをし、高校で遠距離になってからは別れてしまいましたが、私の大切な青春の思い出です。
written by はな
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